日米首脳会談で石破茂さんの通訳官を務めた高尾直さん。
実は安倍晋三元首相時代からトランプ大統領の超オキニの通訳官で、今回起用されたのも納得といわれています。
破天荒なトランプ大統領が「Little prime minister(小さな首相)」とまで絶賛している高尾直さんとはどんな人物なのか、経歴や学歴が気になるところです。
この記事でわかること
- 高尾直の経歴
- 高尾直の学歴
- 高尾直のプロフィール
高尾直の経歴は外務省の超エリート通訳!
高田直さんの経歴はこちらです。
<高尾直の経歴>
- 2003年に外務省に入省後、数々のエリートポストを歴任
- 北東アジア課や駐米大使館、駐中国日本大使館、国際法局条約課 首席事務官など、日本外交の中枢部署で実績を積む
- 安倍政権時代には首相通訳として10回以上の日米首脳会談に同席
- トランプ政権時代には米大統領からの信頼も厚く、日米関係の要として活躍
- 2025年2月、石破総理とトランプ大統領の通訳として同行
2003年:外務省に入省
高尾直さんは東京大学法学部を卒業後、2003年に外務省に入省。
入省後、高尾直さんはハーバード大学大学院ケネディ・スクールに官僚留学をして修士号を取得しています。
高尾直さんは通訳者としての一面が知られていますが、実際のところは通訳が専門職ではありません。
いわゆるキャリア官僚で、これまでに駐米大使館、北東アジア課など外務省の中枢部署でお仕事をされています。
また、高尾直さんは外務省 国際法局条約課 首席事務官も務めた経歴を持っています。
2024年春頃までははアジアの外交政策担当として、駐中国日本大使館で働いていました。
「安倍さん亡き後、ただでさえトランプ氏と通じる日本人がいない中、高尾さんは貴重な存在。いまはアジア外交の業務を担当しています
2012年~(第二次安倍内閣の発足後):通訳官
文藝春秋が2017年3月10日に報道した内容によると、高尾直さんは第二次安倍内閣発足後は安倍元首相の通訳官として、英語圏に外交の際は通訳として同行。
高尾直さんは世界中どこにでも赴く「地球儀通訳」としてもお仕事をされています。
高尾氏は駐米大使館、北東アジア課など中枢の部署を経験し、第二次安倍内閣の発足後から一貫して安倍首相の通訳官を務めている。
高尾直さんの通訳スキルは一線を画すほどのもの。
首脳同士レベルの対談通訳の際には、相手の演説動画を擦り切れるほどに読み込み、対談相手の会話の癖までを把握して完璧な通訳を行うんだとか。
- 安倍総理が某国の首脳と初めて会談する際、高尾さんが通訳を担当。
- そのとき、高尾さんはその首脳の演説動画をそれこそ『テープが擦り切れるほど』見続けた
- 相手の発言の癖などを覚え、こうした癖を捉えることで、本番では相手の特徴を踏まえた上で、発言の真意を正確に汲み取ることができるそう
- 逆に安倍総理が言葉の言い回しなどで間違えた場合も、その間違いをそのまま訳すのではなく、総理の意図を汲み取って、真意を正確に訳すスキルを持っている。
- 首脳会談後に配られる議事録は、「よくもここまで双方の発言の真意を理解して通訳しているものだ」と、外務省幹部はみな舌を巻いている
現在は駐米日本大使館に勤務か?
2024年3月27日の東亜日報の報道によると、高尾直さんは駐米日本大使館に送られることが示唆されています。
高尾さんは現在、駐中国日本大使館で働いていますが、外務省は高尾氏を駐米日本大使館に送ることを検討していると報じています。
高尾氏は現在、駐中国日本大使館で働いているが、4人の消息筋はロイターに、外務省が高尾氏を駐米日本大使館に送ることを望んでいると伝えた。
外務省の公式サイトより情報を調べたところ、高尾直さんの現在の役職は『北米局 日米地位協定室長』となっていますので、おそらく高尾直さんは現在、アメリカの日本大使館にお勤めなのではないかと推測します。
引用:外務省より
2025年2月に石破首相の通訳官として起用
2025年2月8日のJIJI.COMの報道によると、高尾直さんは石破首相の通訳官として首脳会談の通訳を務めました。
石破茂首相とトランプ米大統領の7日(日本時間8日)の会談では、外務省の高尾直日米地位協定室長が首相の通訳を務めた。同氏は第1次トランプ政権時代に安倍晋三首相(当時)の通訳として蜜月関係を支える役回りを担っており、今回、「切り札」として起用されたようだ。
高尾直さんの現在の肩書は「室長」クラスですが、安倍晋三元首相の頃からの絶大な信頼から、今回通訳官に任命されたことがうかがえます。
高尾直の学歴は東大法学部やハーバード卒の超秀才!
高尾直さんの学歴はこちらです。
<高尾直の学歴>
- 高校:開成高校(偏差値77)
- 大学:東京大学法学部(偏差値72.5)
- 大学院:ハーバード大学大学院ケネディスクール(修士号取得)
早速、高尾直さんの優秀過ぎる学歴を見ていきましょう。
高校:開成高校(偏差値77)
高尾直さんの学歴で、出身高校は東京都にある開成高校です。
開成高校
住所:東京都荒川区西日暮里4丁目2−4
偏差値:77
創立:1871年
高尾直さんの出身高校である開成高校は、東京都の高校で1位/609校、全国の私立高校で2位/9126校という超絶優秀な学校です。
高尾直さんはアメリカで幼少期を過ごし、帰国後、わずか2ヶ月の準備で開成高校に合格するという快挙を成し遂げています。
大学:東京大学法学部(偏差値72.5)
高尾直さんの学歴で、出身大学は東京大学法学部です。
東京大学
- 住所:〒113-8654 東京都文京区本郷7丁目3−1
- 偏差値:67.5(東京大学文科1類)
- 創立:1877年
東京大学法学部は「国内最高峰の法学部」といわれるほど優秀な大学学部です。
多くの官僚や政治家を輩出していることでも有名ですね。
高尾直さんは東京大学法学部を卒業し、外交官としてのキャリアをスタートさせます。
大学院:ハーバード大学大学院ケネディスクール(修士号取得)
高尾直さんは外務省に入省後、ハーバード大学大学院ケネディスクールに官僚留学をしています。
〈ハーバード大学ロースクール〉
- 所在地:1585 Massachusetts Ave, Cambridge, MA 02138 アメリカ合衆国
- 創立:1817年
- ランキング
J.D.(国内学生3年コース):U.S.News & World Reportで2位(2014年度)
LL.M.(留学生1年コース):AUAP LL.M Rankingsで5位(2011年度)
ハーバード大学ロースクールは世界中の著名な政治家を輩出していることでも有名な法科大学院です。
卒業生にはオバマ元大統領、馬英九元台湾総統などがいます。
2017年9月11日の週刊現代の記事によると、高尾直さんはハーバード大学院卒業後も、当時の同級生と親交を深めていることがわかっています。
入省後、ハーバード大学大学院のケネディ・スクールで修士号を取得しているのですが、今も休みがあれば、ハーバードの同級生に会って刺激を受けるために渡米しています。
高尾直のプロフィール
![](https://seijikanews.com/wp-content/uploads/2025/02/image-2025-02-08T112218.342.jpg)
名前 | 高尾 直(たかお すなお) |
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生年月日 | 1981年 |
年齢 | 43歳前後(2025年現在) |
出身 | アメリカ(幼少期を過ごす) |
学歴 | 開成高校 東京大学法学部 ハーバード大学大学院ケネディスクール 修士課程修了 |
職歴 | 2003年 外務省入省 駐米大使館勤務 北東アジア課 2025年2月- 日米地位協定室長 |
主な実績 | ・安倍首相の通訳として30回以上の日米首脳会談に同席 ・トランプ大統領との首脳会談で10回以上通訳を担当 ・外務大臣の通訳も務める |
特技・趣味 | ・英語(ネイティブレベル) ・ピアノ(プロ級の実力) ・同窓生とリサイタルを開催 |
現在の役職 | 外務省 日米地位協定室長 |
高尾直さんは1981年生まれの43歳です。
現在の肩書は『外務省日米地位協定室長』で、通訳官としての高いスキルが定評です。
高尾直さんが凄いのは英語力だけでなく、ピアノの演奏も得意とする文武両道の実力者な一面も。
【まとめ】高尾直の経歴はトランプのお気に入り通訳官!学歴は東大法学部やハーバード卒の超秀才!
今回は「高尾直の経歴はトランプのお気に入り通訳官!学歴は東大法学部やハーバード卒の超秀才!」と題してお送りしました。
<この記事でわかったこと>
高尾直の学歴
- 高校:開成高校(偏差値77)
- 大学:東京大学法学部(偏差値72.5)
- 大学院:ハーバード大学大学院ケネディスクール(修士号取得)
高尾直の経歴
- 2003年に外務省に入省後、数々のエリートポストを歴任
- 北東アジア課や駐米大使館など、日本外交の中枢部署で実績を積む
- 安倍政権時代には首相通訳として10回以上の日米首脳会談に同席
- トランプ政権時代には米大統領からの信頼も厚く、日米関係の要として活躍
- 2025年2月、石破総理とトランプ大統領の通訳として同行
高尾直さんは、卓越した語学力と外交感覚を兼ね備えた次世代の日本外交を担う重要人物として、今後も日米関係の架け橋としての活躍が期待されています。